- 作品紹介 -
理由(わけ)あって冬に出る
第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、改稿した本作が似鳥鶏先生のデビュー作となる。市立高校を舞台にしたコミカルな、学園ミステリシリーズ。
別府なるみさんの朗読でオーディオブック化!
某市立高校の芸術棟にはフルートを吹く幽霊が出るらしい――吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。かくなる上は幽霊など出ないことを立証するため、部長は部員の秋野麻衣とともに夜の芸術棟を見張ることを決意。しかし自分たちだけでは信憑性に欠ける、正しいことを証明するには第三者の立会いが必要だ。……かくして第三者として白羽の矢を立てられた葉山君は夜の芸術棟へと足を運ぶが、予想に反して幽霊は本当に現れた! にわか高校生探偵団が解明した幽霊騒ぎの真相とは?
- 登場人物 -
- - 葉山くん(はやまくん) -
- 本シリーズの主人公。美術部に所属。本当は放課後にじっくりと絵を描きたいのだが、あれこれと友人から無理難題を押しつけられやすい体質であり、それを放っておけない。
- - 柳瀬沙織(やなせさおり) -
- 本シリーズのヒロイン。演劇部部長を務める。七色の声を持つと言われており、各部で出演依頼が絶えないほどで、校内にファンも多い。
- - 三野小次郎(みのこじろう) -
- 演劇部所属の葉山の悪友。顔が広くて小回りがきくが、その分トラブルも多い。通称「ミノ」。
- - 秋野麻衣(あきのまい) -
- 吹奏楽部所属の小柄な女の子。葉山や三野とは中学時代からの友人。愛らしい小動物のようで、かなりモテる。
- - 伊神恒(いがみこう) -
- 神出鬼没の本シリーズの名探偵。当初は文芸部長だったが、『さよならの次にくる』で高校卒業後は東京の大学に進学。古武術なんかやっていて、しかも身長は180㎝以上!
- 著者紹介 -
似鳥鶏(にたどりけい )
1981年千葉県生まれ。2006年『理由(わけ)あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選、改稿した同作でデビュー。続編の『さよならの次にくる〈卒業式編〉』などとともに〈市立(いちりつ)高校シリーズ〉として人気を博す。その他のシリーズに『午後からはワニ日和』などの〈楓ヶ丘動物園シリーズ〉、『戦力外捜査官 姫デカ・海月千波』などの〈戦力外捜査官シリーズ〉がある。近著は『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理 本屋さんの名探偵』。
- 朗読者紹介 -
別府なるみ(べっぷなるみ )
声優
■代表出演作品
<アニメ>
プリティーリズム・レインボーライブ -下級生
ファイ・ブレイン 神のパズル -女子生徒D
アクセルワールド -箸野フミコ
<外画>
ザ・ミドル~中流家庭のフツーの幸せ~ -アシュリー
<ラジオ>
(WEB)別府なるみと土師亜文のハッピーRADIO!だからダメだって言ったじゃん!もっと・・・
(HiBiKi RS)あにらじっ♪声優部(未) -棚倉愛理(パーソナリティー)
<ゲーム>
(dゲーム)百女神ばすたぁ~ず -ギルタス/レリメ
アイコレ -機巧鈴