幸福の王子

総朗読時間：35分24秒

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内容紹介

アイルランド出身の文人オスカー・ワイルドによる短編小説。町の中心部に高くそびえ立つ王子の像が、越冬のためエジプトを目指していたツバメと出逢い、苦労や悲しみの中にある人々のために、自分の持っている宝石や自分の体を覆っている金箔を分け与えていく。

＜版権表示＞

Copyright (C) 2000 Hiroshi Yuki （結城浩）
本翻訳は、この版権表示を残す限り、訳者および著者にたいして許可をとったり使用料を支払ったりすること一切なしに、商業利用を含むあらゆる形で自由に利用・複製が認められます。

プロジェクト杉田玄白正式参加作品。

＜版権表示終り＞

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著者情報

オスカー・ワイルド: 1854年生まれ。アイルランド出身の詩人、作家、劇作家。
代表作は、「幸福な王子」、「ドリアン･グレイの肖像画」、「サロメ」ほか。
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結城浩: 1963年生まれ。プログラミング言語、デザインパターン、暗号、数学などの分野で入門書を執筆。代表作は『数学ガール』シリーズ。J.S.バッハの「フーガの技法」が大好きな、プロテスタントのクリスチャン。2014年度日本数学会出版賞受賞。
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朗読者情報

いけながあいみ: 声優・女優
■ラジオ
『ハピラジ！』メインパーソナリティ
『クマ・トモ　らじおのじかん』メインパーソナリティ
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レビュー

優しさと愛に涙しました。王子が最後に感じたのは幸せだったのか、悲しみだったのか。その両方かもしれません。
お話の最後の一言に納得できないのは、私が無宗教者だからでしょうか。
尊い話なのに、なぜか王子のツバメに対するスルー加減がコミカルに聴こえてしまう。王子の表現を違う形で聴きたかった。
着眼点は鋭いが、結論はやっぱり黄金の園で暮らす事が幸せだと言う、キリスト教の限界を露呈してしまった残念な作品だ。

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