三角形の恐怖

著者：海野十三

朗読： mamezo

総朗読時間：49分15秒

ジャンル：推理・ミステリ・サスペンス・ホラー,短編小説

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内容紹介

※本作品中には、今日からすると不適切な表現が見られますが、作品の時代背景と著者の意図を尊重し、そのままの形で配信いたします。

海野十三による短編小説

それじゃ今日は例の話をいよいよすることにしますかな。罪ほろぼしにもなりますからね。そうです。罪ほろぼしです。私の若い時のね。いや艶っぽいことなんか身に覚えはありませんから、アテられるなんて事はありませんよ。それは罪は罪だと思いますよ、今でもね。そうです、もう二十年も昔になりましょうか。先帝陛下が御崩御になって中野の先の浅川に御陵が出来た頃の話なんですよ。

※本作品中には、今日からすると不適切な表現が見られますが、作品の時代背景と著者の意図を尊重し、そのままの形で配信いたします。

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著者情報

海野十三: 1897年（明治30年）12月26日 - 1949年（昭和24年）5月17日）は、日本の小説家、SF作家、推理作家、漫画家、科学解説家。日本SFの始祖の一人と呼ばれる。
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朗読者情報

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レビュー

耳順です。中学生の頃、講談社の少年倶楽部文庫で『浮かぶ飛行島』『太平洋魔城』を読んで、当時の最新技術を取り入れた作品に心躍らせたものです。社会人となって『海野十三全集』で読み直しても色褪せない内容に感動したものです。今、声優さんの朗読を聴いても古さを感じ無いのは素晴らしいことです。
三角形という単純な形を人の深層心理に深く植え付ける。それをされた人間は恐怖でしかない。怖いけど面白い作品でした。

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