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半七捕物帳(12)猫騒動
著者: 岡本綺堂
朗読: 竹原てん
総朗読時間:1時間3分40秒
ジャンル:推理・ミステリ・サスペンス・ホラー,歴史・時代小説
岡本綺堂による時代推理小説
半七老人の家には小さい三毛猫が飼ってあった。二月のあたたかい日に、私がぶらりと訪ねてゆくと、老人は南向きの濡縁に出て、自分の膝の上にうずくまっている小さい動物の柔らかそうな背をなでていた。
「可愛らしい猫ですね」
「まだ子供ですから」と、老人は笑っていた。「鼠を捕る知恵もまだ出ないんです」
※本作品中には、今日からすると不適切な表現が見られますが、作品の時代背景と著者の意図を尊重し、そのままの形で配信いたします。
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目次
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半七捕物帳(12)猫騒動
朗読時間:1時間3分40秒
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朗読者情報
- 竹原てん
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長いこと声のお仕事をしてきました。
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朗読を学んでから芝居を学び、現在は朗読と芝居が自然に融合した作品を目指しています。
聴く人のイメージをかき立てるような朗読をお届けしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
レビュー
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殺人事件の犯人より、動機となった現象の方が気になった。現象の理由も書いてくれていたら、満点だったのに。残念