内容紹介
……一つの小径が生い茂った花と草とに掩われて殆ど消えそうになっていたが、それでもどうやら僅かにその跡らしいものだけを残して、曲りながらその空家へと人を導くのである。もう人が住まなくなってから余程になるのかも知れぬ。それまで西洋人の住まっていたらしいことは、そのささやかな御影石の間に嵌めこまれた標札にかすかに A. ERSKINE と横文字の読めるのでも知られる。
※本作品中には、今日からすると不適切な表現が見られますが、作品の時代背景と著者の意図を尊重し、そのままの形で配信いたします。
目次
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あいびき
朗読時間:9分0秒

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著者情報
朗読者情報
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伊東孝明
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オスカープロモーション所属
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レビュー
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朗読の仕方が上手。
女の人の声を無理に出して
いわゆるオカマみたいになっちゃう朗読者もいるが、
伊東さんは自然で雰囲気が出ている。
★★★★★ -
ある五月の午後に少年と少女が空き家の庭に行ったのですが、シャイな少年は好奇心旺盛な少女に空想屋と言われてしまう何とも切なく甘酸っぱい恋物語ですね。
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堀辰雄の作品って、なんだかほのぼのとする話が多い気がする。堪能させてもらいました
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