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ひらめの学校

ひらめの学校

著者: 林芙美子

朗読: 秋共憬希

総朗読時間:10分32秒

ジャンル:文学・詩歌,短編小説,大人も子どもも楽しめる

サンプル試聴:
【内容紹介】
林芙美子の童話

ひらめの学校の女の校長先生は、このごろお年をとって眼鏡をかけました。とても大きい眼鏡なので、生徒はびっくりしていました。
「まア、何て大きい眼鏡でしょうねえ。あれでは陸の上まで見えるでしょうよ。此の間、校長会議で竜宮へいらっした時、竜宮の街で、あの眼鏡を貰っていらっしゃったンですって。」
 生徒たちは、海の底の砂地に腹這ってそんな話をしていました。とてもいいお天気で、海の底にもガラスのようなまっさおい光りが透けて、水泡がぷつぷつと舞いあがっているといった気持ちのいいお天気です。
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目次

  • ひらめの学校
    朗読時間:10分32秒

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著者情報

林芙美子

日本の小説家。(1903年12月31日 - 1951年6月28日)
物心ついた小学生時代に貧しかった生い立ちからか、底辺の庶民を慈しむように描いた作品に名作がある。

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朗読者情報

秋共憬希 秋共憬希

(あきともけいき)
声優 ナレーター

■主な出演作
<オーディオブック>
「アンデルセン童話全集 はだかの王様と88のおはなし」
<You tube>
「ピーピングライフ-World History#31天竺からの帰還」三蔵法師役
<webアニメ>
「ネット社会の歩き方」小学校の先生、お母さん
<ゲーム>
「テストドライブアンリミテッド」キャッシャー役
<教材用ビデオ、DVD>
「アサーショントレーニング」紺野ひかる役など
「メンタルヘルス対策啓発DVD」吉本恵子役
「サイバー犯罪防止教室用DVD」ネットバンク担当者役
「人権啓発ビデオ 私たちの声が聴こえますか」副音声

■その他の活動
住宅展示場のイベントに紙芝居で参加
「ひだまりの樹」朗読会に参加

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レビュー

  • 魚の世界からみた人間世界の様子がえがかれていますが、いろいろと考えさせられました。

  • 横になって聴くのに、ちょうどいい感じの内容でした
    ヒラメの考えが、僕には想像できなくて、おもしろかったです
    11歳男子

  • 可愛らしいひらめたちの姿やサバ村という地名(?)など、ほのぼのする中に、反戦のテーマがしっかりと息づいている。そんなお話です。ひらめの校長先生の「大きなメガネ」は、物事がよく見えるという寓意なのでしょうか?いつの日も、人間の愚行をよそに平和に暮らす小さき者たちは犠牲になってゆくものですが、これはその前の、日常のお話。そう思って聞くと、なかなかにせつない小品です。

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