レビューはこちらから投稿いただけます。
※投稿頂きました内容は、当サイトや告知活動、一部SNSなどでご紹介させていただく場合がございます、あらかじめご了承ください。※ネタバレを含む内容があった場合、編集させていただくことがございます。ご了承ください。
※30文字以上でご入力ください。 ×

人間レコード
著者: 夢野久作
朗読: mamezo
総朗読時間:39分52秒
ジャンル:推理・ミステリ・サスペンス・ホラー,短編小説
夢野久作による短編小説
昭和×年の十月三日午後六時半。
玄海洋の颱風雲を帯びた曇天がもうトップリと暮れていた。
下関の桟橋へ着いた七千噸級の関釜連絡船、楽浪丸の一等船室から一人の見窄らしい西洋人がヒョロヒョロと出て来た。背丈が日本人よりも低い貧弱な老人で、何の病気かわからないが骨と皮ばかりに瘠せ衰えている。綺麗に剃り上げた頬の皺は、濡れた紙のように弾力を失って、甲板の上からトロンと見据えた大きな真珠色の瞳は、夢遊病者のソレのようにウットリと下関駅の灯を映している。
※本作品中には、今日からすると不適切な表現が見られますが、作品の時代背景と著者の意図を尊重し、そのままの形で配信いたします。
※本作品中には、今日からすると不適切な表現が見られますが、作品の時代背景と著者の意図を尊重し、そのままの形で配信いたします。

ご購入いただいたコンテンツはスマートフォンでもお楽しみいただけます。
スマートフォンの場合、ダウンロードして聴ける『KikubonPlayerアプリ』をご利用いただけます。
(タブレット(iOS、Android)、iPod Touchにも対応)
左記QRコード、または下記アドレスよりアクセスできます!
https://kikubon.jp/product.php?aKey=543
目次
-
人間レコード
朗読時間:39分52秒


ご購入いただいたコンテンツはスマートフォンでもお楽しみいただけます。
スマートフォンの場合、ダウンロードして聴ける『KikubonPlayerアプリ』をご利用いただけます。
(タブレット(iOS、Android)、iPod Touchにも対応)
左記QRコード、または下記アドレスよりアクセスできます!
https://kikubon.jp/product.php?aKey=543
レビュー
-
夢野久作の大好きな脳髄が出てきたので懐かしかったです。夢野が現代に生きていたら『人間スマホ』とか書いたかもしれません。
-
ロシアにおいて機密情報を脳髄に埋め込んだ人間レコードが発明されたという恐ろしい話から始まっていますが、現在では医学の進歩も目覚ましく脳内にチップを埋め込んで人間やA Iに意思疎通ができるような研究やアルツハイマーなどの記憶障害に苦しむ人達のための医療開発も進んでいると聞いておりますので善用される事を願うばかりです。
-
ちょっと、心理的に怖い内容でした。聞き終わった後、色々と考えてしまいます。