内容紹介
五百年ほど前に、九州菊池の侍臣に磯貝平太左衞門武連と云う人がいた。この人は代々武勇にすぐれた祖先からの遺伝で、生れながら弓馬の道に精しく非凡の力量をもっていた。未だ子供の時から劒道、弓術、槍術では先生よりもすぐれて、大胆で熟練な勇士の腕前を充分にあらわしていた。その後、永享年間(西暦一四二九―一四四一)の乱に武功をあらわして、ほまれを授かった事たびたびであった。しかし菊池家が滅亡に陥った時、磯貝は主家を失った。外の大名に使われる事も容易にできたのであったが、自分一身のために立身出世を求めようとは思わず、また以前の主人に心が残っていたので、彼は浮世を捨てる事にした。そして剃髪して僧となり――囘龍と名のって――諸国行脚に出かけた。
※本作品中には、今日からすると不適切な表現が見られますが、作品の時代背景と著者の意図を尊重し、そのままの形で配信いたします。
目次
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ろくろ首
朗読時間:26分05秒

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著者情報
朗読者情報
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奈波果林
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声優。アトミックモンキー所属。
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誕生日:1月7日
出身地:北海道
方言:北海道弁
血液型:A型
趣味・特技:ミニチュアフィギュア収集、スポーツチャンバラ(初段)、フェンシング、小動物看護士免許
レビュー
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「ろくろっ首」と
「ろくろ首」は違うのか?
首が伸びて、
行燈の油をペロ~リと舐めるんじゃないの? -
ろくろ首 好きです。何度聴いても 飽きません。
臨場感にあふれ まるで映像をみているかのよう。 -
耳順です。夏の風物詩ろくろ首。この作品も語源と言われる「ぬけくび」。海外でも頭が落ちる見せ物が多かったからかなあ。私的には「のびくび」が好きなんだけど(笑)。
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